旬の紅茶で満足度を高めよう
紅茶の美味しい季節
フルーツや野菜や魚には旬があって、その時期一番おいしいものなどがおおよそ決まっています。
紅茶にも旬があることをご存知でしたか?
産地ごとの特徴が一番大きく出る季節のことを、業界ではクオリティーシーズンと呼びます。
それぞれの茶葉の旬、クオリティーシーズンについて調べてみましょう。
ダージリンの旬
インド三大紅茶のひとつであるダージリンは世界的に有名な紅茶です。紅茶に詳しくない人でも名前くらいは知っていると思います。世界三大銘茶にも選ばれていますし、紅茶のシャンパンと呼ばれるほど高級な茶葉のひとつです。
栽培されている場所は、インド東部、ネパールとブータンの国境に挟まれたダージリンという山岳地域です。標高が高く、寒暖差の激しい気候、濃い霧が影響して、素晴らしい茶葉が生育します。
季節それぞれで味に特徴があることも人気の秘訣です。年に3回の旬があります。
まず、ファーストフラッシュと呼ばれる春摘みは、薄緑の茶葉で、水色は薄く明るく、心地よく清々しい香りが特徴です。まさに若い茶葉を使っているという印象です。
セカンドフラッシュは5、6月に行われる夏摘みで、茶葉はやや紫がかり、味はフルーティーなものになります。最もバランスのとれたダージリンです。
オータムナルは秋摘みです。大きめの茶葉で水色はまろやかな銅色になります。
アッサムの旬
アッサムもインド三大紅茶のひとつです。まろやかさとキレ、強い甘みとコクを兼ね備えた味が特徴です。ミルクとも相性がよく、ミルクティーとして楽しまれることも多い品種です。インドのプラマプトラ川周辺のアッサム渓谷で作られています。年に3回の旬があり、味のバランスが異なります。
まずファーストフラッシュ、春摘みのものは濃厚かつ爽やかな味わいがあり、ストレートでもミルクティーでもおすすめです。
セカンドフラッシュ、夏摘みはとにかく強い甘みが特徴的です。コクも増しアッサムの特徴が最も顕著に現れる時期です。
オータムナル、秋摘みのものは濃厚で渋みが強いのが特徴です。ストレートでは少し渋いかもしれないので、ミルクティーがおすすめの飲み方です。
まとめ
紅茶は産地によって香りや味わいが異なりますが、摘む時期によっても特徴のバランスが変化します。
それぞれの紅茶の旬の特徴について知っておくことで、自分の好みに合ったものを探しやすく紅茶満足度もアップするでしょう。
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